ソーラーエネルギーの応用
 

 21世紀に入り人類はそれまで熱望していた発展の機会を得たのと同時に厳しい問題に直面しています。エネルギー源の需要が日に日に増していくにつれ、人類自身の生存環境及び世界経済の持続的な発展に関わる厳しい環境汚染の波にさらされる事となりました。この挑戦に挑むために各国政府、科学者は汚染が無く、再生可能なエネルギー源を探し求め、長年の探索・研究を続けてきました。現在このたゆまない探索・研究に大きな一歩があったと言ってもかまわないでしょう。太陽光エネルギー、風力エネルギー、バイオマスエネルギー等の再生可能なエネルギー源を利用する事により人類のエネルギー源に対する需要を解決する事が出来ます。その中でも太陽光発電技術は技術が確立しており、信頼性が高く、長寿命で、簡単に使用でき、汚染・騒音が無く、大規模生産が可能な再生可能なエネルギー源と言えるでしょう。

 

  太陽は巨大なエネルギー源で、宇宙空間に向かって毎秒約3.8×1020MWものエネルギーを放出しています。その内22億分の一のエネルギーが地球まで届き、一年で1.8×1018KWHものエネルギーを得ることができます。これらはきわめて巨大なもので、他のいかなるエネルギーも代わることのできないエネルギー源です。ソーラーセルはソーラーエネルギーを直接電力に変換する一種の半導体部品です。大量のソーラーセル(主にシリコンソーラーセル)を組み合わせて、太陽光発電システムを構築し、従来の発電所と同じように工業・農業・通信・生活用電力に信頼できるエネルギーを提供することができます。70年代から90年代初めにかけて、太陽光発電システムは主に電力が無い、もしくは電力が不安定な地域の住民に対して電力を供給していました。同時に通信、マイクロウェーブ中継所、石油パイプライン・ガス輸送パイプラインの陰極保護、海上航路標識灯などにメンテナンス不要の電源を提供し、大きな成功を収めてきました。90年代以降太陽光発電システムのコストが大幅に下がり、また従来のエネルギー源の絶え間ない利用により深刻な環境汚染が拡大した為、ソーラーエネルギーを大規模に利用する事は汚染を阻止するだけでなく、人類の生存環境を改善する有効な手段の一つとなりました。

 

 

 アメリカ、日本、ドイツ、オランダ、オーストラリア等の先進国はそれぞれ太陽光発電システムの技術及び生産に対する投資を強化し、応用規模と対象領域を拡大させました。その内の一つが大容量の太陽光発電システムの開発です。例えばアメリカではすでに7MWもの容量がある太陽光発電システムを建設しており、小都市に電力を供給しています。更に近い将来太陽光発電システムは建築物上でも利用できるようになるでしょう。例えば住宅の屋上に設置して都市家庭に生活用電力を供給する事ができます。また、空港・ホテル等の公共施設の建築時に設置する事により、ソーラーセルをビルに組み合わせて、現在のガラス壁に代わるソーラービルを建設する事も可能でしょう。このソーラービルの効果は計り

 知れず、日中は発電するだけではなく、バッテリーに充電もしくは電力ネットワークと接続する事が出来ます。さらに一部の太陽光を室内に導き入れ、照明と熱源を提供する事も可能です。夜間はバッテリー内の電気エネルギー、もしくは通常の電力を使用してビル内に照明、暖房等の電力を供給します。長い目で見れば、大都市での電力消費ピーク時の電力不足分を減少させる事も可能でしょう。同時にソーラーモジュールを建築物に合わせて設計・製造することにより、現代的な建築の風格に合致する事が出来ます。現在大量に使用されているガラス壁に比べて鑑賞性・科学性で優れており、現代都市で人々の注目を集める新しい風景となるでしょう。

 
 
 

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